私の映画玉手箱 何という事はない日常日記

映画、韓国ドラマ、そしてソン・スンホンの事

誰にでも秘密がある

誰にでも秘密がある

2004年 東京国際映画祭で上映された作品。

六本木と渋谷での開催というスタイルは、私にとっては少し不便だったこともあり、映画祭で実際観る事が出来る作品は随分少なくなってしまった。
この作品は、特別招待作品で上映されたものだが、私はたまたま2004年の夏に渡韓した際にソウルの映画館で観た作品だったので、この感想もソウルで観た際に書いたもの。

******

腰は軽いが口は堅く!三姉妹とそれぞれ関係をもつ色男ビョンホン。三人との時間の流れを最後まで見せておきながら、時間を行ったり来たりするストーリー展開は、見せようによってはもっと驚きのある展開になっていたかもしれない。
しかしこの映画はビョンホン演じる男が女性にたいして、日々どんなにまめに忙しく過ごしているのか。そしてその忙しさを相手に悟らせずにいかに明るい秘密にしていくかが徐々に明らかになることに面白さがあるのだろう。
この映画は秘密を持つことの善悪を問う映画ではなく、ビョンホンの笑顔は、秘密を持つことの免罪符になりうるかどうかを2時間かけて証明する映画だ。
実際今のビョンホンの笑顔に、それだけの力はあるに違いない。

映画自体がコミカルなつくりだから、チェ・ジウが見せる演技もコミカルだ。妹に恋愛経験がないことをからかわれて、声を荒げる様や知識に頼ろうとAVビデオを観まくる演技は、面白くはある。けれど彼女の演技は、何故か当然するだろうと簡単に予想が出来てしまうのだ。
こう演じるだろうと予想される演技を当然のごとくきっちり演じているチェ・ジウ
これは彼女の演技力云々というより役柄の設定そのものにあるだろう。奥手でがり勉だからと眼鏡をかけ、地味な服装。確かにそうだが、それ以上の何かがなく、ステレオタイプの人物設定のせいで彼女の演技まで簡単に予想させるものになってしまっているのだ。
これは妹、姉の設定にもあてはまることで、それぞれ新しい一面を見せられているのは解るが、それが観ている側にとっては新鮮な驚きとなって感じられないのだ。

*****

かつて映画の感想等を書いていたホームページには、映画の一言感想やアジア旅行記等色々書いており、消してしまうのも名残惜しく20年近くそのままにしていた状態だった。今回、はてなブログに引っ越して来た事を機にホームページを整理する決心もついた。恥ずかし気もなく、整理の意味も込めてこちらに改めて書き写している最中。