私の映画玉手箱 何という事はない日常日記

映画、韓国ドラマ、そしてソン・スンホンの事

戦場のピアニスト

2003年2月、公開時に鑑賞。

誰も片付けることなく道端に置き去りにされている遺体の数々。焼かれる死体の傍で平然とタバコを吸う兵士たち。そんな中で、一人で逃げ延びた日々の長さ、状況を考えるととても実話とは思えない映画だ。映画を観る私は、光や音でしか恐怖感を感じることしか出来ないが、現実には臭い、痛さ、寒さなど全ての感覚で恐怖感を感じるのだ。そして何年か振りにピアノを弾いた後でも、缶詰を手にすることを忘れない姿に驚く。。もし自分がそんな状況に置かれたら何が生き抜いていく糧になるか考えてみた。何もなく漠然と毎日を生きている自分に驚く。
優男タイプのエイドリアン・ブロディが主人公を演じていることに妙にリアリティを感じる。

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かつて映画の感想等を書いていたホームページには、映画の一言感想やアジア旅行記等色々書いており、消してしまうのも名残惜しく20年近くそのままにしていた状態だった。今回、はてなブログに引っ越して来た事を機にホームページを整理する決心もついた。恥ずかし気もなく、整理の意味も込めてこちらに改めて書き写している最中。

ボーン・アイデンティティー

2003年1月の公開時に鑑賞。


自分が何物なのかがわからない恐怖を描いた映画は数々あるが、その中でも上位に入るだろう。緊張感が途切れないのはさすが。
特にアメリカ人がヨーロッパで感じるであろう異国感はかなり寂しいものであることは想像に難くない。寂しさを感じつつまた身に付いた技術が何のためのものなのか判らずに、しかしその技術のせいで生き延びることが出来るというジレンマをマット・デイモンが上手く演じていると思う。彼の味のある顔がその予想もつかない出来事にリアリティを与えている。
味のある顔・・・ ここでは最大限の誉め言葉で使っているつもり。それが、この映画に真実味を与え、何倍も面白くしていると思う。

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当時観た際の感想には、「味のある顔」という言葉ではなく、もう少し遠慮のない言葉を使ってそのリアリティさを熱く語っていたのだが、今は2026年だし、私も随分大人になってしまった。そんな直接的な物言いは恥ずかしく、単語をトーンダウンして書き直す。

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かつて映画の感想等を書いていたホームページには、映画の一言感想やアジア旅行記等色々書いており、消してしまうのも名残惜しく20年近くそのままにしていた状態だった。今回、はてなブログに引っ越して来た事を機にホームページを整理する決心もついた。恥ずかし気もなく、整理の意味も込めてこちらに改めて書き写している最中。

 

バティニョールおじさん

2003年1月、劇場公開時に鑑賞。

戦争はどんな偶然も生み出す。そしてその偶然が普通の人間の責任感や勇気を試す場面を生み出していく。
勿論そんな偶然はないほうがいいのだが、そんな偶然が自分でも気がづかなかった勇気を生み出したり、強さを呼んだり、自分でも気がつかなかった自分を見つけるきっかけになるのだ。そんな悲しい偶然はないほうがいいのだが、偶然が起こった時、自分はどんな行動をとるのか、どんな行動が取れるのか。
バティニョールおじさんが毎日肉屋の仕事に誇りをもって暮らしていたように、大切なのはいざという時どんな行動も取れるように、地に足のついた毎日を送っていることだろう。大きなことを考える必要はない。

さすがフランス映画とでもいうのだろうか。戦時中でも子どもの服装がどことなく洒落ているのに感心する。そして肉屋であるバティニョールさんもキチンとネクタイをしめて肉屋の仕事に精を出しているのだ。

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かつて映画の感想等を書いていたホームページには、映画の一言感想やアジア旅行記等色々書いており、消してしまうのも名残惜しく20年近くそのままにしていた状態だった。今回、はてなブログに引っ越して来た事を機にホームページを整理する決心もついた。恥ずかし気もなく、整理の意味も込めてこちらに改めて書き写している最中。

ランニング・マン

娘の医療費をねん出するために、「1か月の間、ハンターから逃げ切る事が出来たら賞金が得られる」というリアリティ番組に出演することを決めたベン。

正義感の強い彼は勤務先の不健康な労働環境に異議を唱えるも、受け入れられないだけでなく、不誠実は労働者のレッテルを貼られ、再就職もままならず、医療保険にも未加入の為、娘を病院に連れて行くこともかなわず、高い売薬を飲ませるしかすべてがない。

他に選択肢の無い中で、プロの殺人ハンターから30日間逃げ切る事が出来たら大金ゲットという無謀な賭けに出るのだ。

番組に出るだけでもSASUKEばりの体力勝負の「鋼鉄の魔城」をクリアしなければならない。そうする事でリアリティ番組が面白くなるような人間を選ぶようなシステムになっているのだ。

そうやって難関を潜り抜けて番組に参加する事が出来ても、ハンターたちは本気で殺しにかかり、逃走している所を見かけた一般人は積極的に情報提供して懸賞金をゲットしようとし、リアリティ番組側は生放送を盛り上げて視聴率を稼ぐべく、逃走する様子が盛り上がるように、参加者が生存確認の為に放送局に送る動画を捏造して参加者への憎悪を盛り上げる。

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街には自動運転の車が走り、逃走の様子はドローンで追跡できるようになっている。荒んだ街の様子から、貧富の差が激しくなった近未来が舞台になっていることが分かる。

テレビ局と言ったらオールドメディアの筆頭のような扱いをされる事が目立ってきた今、こんな風に世間を扇動するような力を持っているのか?とちょっと突っ込みたくなったりもするが、これはとんでもなく恐ろしいおとぎ話なのだ。

権力を握った者が支配の論理に固執して金と権力を自由にしようとすると、このような暴走が起こり、その暴走を成功させるためには映像を大々的に流すのが一番効率が良いのだろうと理解。

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ベンを演じるグレン・パウエルの佇まいは、人間臭く、そしてどこか目を離せない魅力がある。バトルランナーというタイトルで映画化された際に出演したアーノルド・シュワルツェネッガーが一風変わった姿で出演(?)している。

至福のとき

2002年の秋の公開時に鑑賞。

普通の人々が盲目の少女を悲しませないようにとつく滑稽な嘘の数々。
滑稽な嘘にだまされるふりをする盲目の少女。
中年男性が、失業中の仲間を嘘に加担させるために展開する、いい加減な屁理屈。

本当ならこんな嘘につきあっている暇はないはずなのに、何故か中年男性の職場仲間はこの滑稽な嘘に付き合う。時間があってこそうまれる優しい嘘の数々。
弱い者同士がまるでお互いの傷を癒すような出来事も、有り余る時間があってこそだ。
そしてその心優しい嘘にいつまでも甘えることをしない、少女の強さにやはりちょっと涙する。

北京でのハーゲンダッツアイスクリーム
一つ25元だというそのアイスクリーム。お金があれば手に入るものの象徴とでもいうのだろうか。店員の妙にキチンとした制服姿に驚く。

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マイノリティー・リポート

2002年12月、公開時に鑑賞。

観終わった後サマンサ・モートン演じるプリコグの発する「マーダー」という言葉がこだまのように何度も聞こえてくるような気がする。それだけ彼女の登場シーンは印象的だ。
しかしそれにも負けず、 画面の上から下へ落ちるように逃げる、右から左へ滑るように逃げる。逃げることは不可能であろうといった場面から逃げようとするトム・クルーズがとてもいい。
プリコグのように決め台詞があるわけではないが、2時間以上の映画をだれることなく見せる力量は、やはり主演をするものならではなのだろう。
空中がパソコンのディスプレイ、自分の両腕がマウスのようになるPCを操る場面には感心する。未来を描く映画にありがちな嘘っぽさがなくかなりリアルな場面に思えた。

いずれあのようなパソコンが出てくるのだろう。

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今、空中がパソコンのディスプレイのようになる場面は、珍しくもないが、2002年当時はこんな風に書き残しておきたくなるような事だったのだ。その事にちょっと驚く。

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猟奇的な彼女

2003年の年明けに鑑賞

可愛らしい映画だ。
最初のシーンに繋がる伏線もわざとらしくないし、小さなエピソードの数々が上手く繋がって描かれていることに感心する。
口から出る言葉はきついが、彼女がねだる行動の数々はおそらく女性だれもが一回はやってみたい、ねだってみたい行動の数々だろう。やってみたくても出来ない行動の数々を可愛らしい子が、きつい言葉の数々でねだるから女性からも好感を得られたのだろう。
これを可愛らしくねだられたら反感を買うことは判りきっている。
この猟奇的な彼女に名前はない。情けない男の子はキョヌ!キョヌと何度も連呼されるにも関わらず、彼女は最後まで彼女のままだ。これだけ印象深い女性でありながら匿名性を持っていることが面白い。
名前を特定しないということは誰にでも猟奇的な彼女になる可能性を持っているということなのか?

劇中に挿入される空想の映画シーンがいいスパイスになっている。
「ぶっ殺されたい?」と口に出来るのも彼女が可愛いからだが、チャ・テヒョンの情けなさは日本男性にもかなり当てはまるだろう。
覚えた韓国語
「アラッチ?」→判ったの?ということらしいが、これが「ぶっ殺されたい」よりも怖かった。(笑)

二人が共演しているドラマ@Happy TogetherをDVDで視聴している私にとってはなかなか興味深い映画だった。ドラマではチャ・テヒョン演じるチンピラがチョン・ジヒョン演じるサーティワンアイスクリームでバイトする少女に一目ぼれし、彼女に付きまとうという設定だった。
(この映画では二人が始めて出かける店がサーティワンアイスクリームだった。)
実はドラマではどうしてもチャ・テヒョンの良さがわからなかった。今回映画を観て感じたのは、あまりの普通さが愛されている理由ということだ。
本当に居そうだし、本当にグウタラしていそうな感じ、それでいて隠せない人の良さが人気の秘密なのだろう。逞しい韓国俳優が多い韓国映画界のなかで軟弱な感じはそれだけで目立つものがあるだろうし・・・

おまけ
韓国のラブホテル→オンドル部屋があるとはやはり韓国。。なかなか観る機会はないだろうから、そちらも観てみたかった。

ソナギ→米倉涼子が出演した韓国との合作ドラマでもソナギの話が印象的に語られていた。
ソナギとは夕立のことだという。

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